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8月20日(水)〜23日(土) 北海道の背骨・日高山脈の主峰 日本百名山 幌尻岳(2052m) 渡渉を繰り返しながら長い距離を歩くことになるが、 それだけに自然度も高い山である ウィンズワールドhttp://www.winds-world.comのホームページより 大きい山:幌尻岳山頂(2052m 中央)を目指し、北カールを 巻きながらハイマツ帯を行くウィンズ仲間たち 【8月21日 各地〜羽田空港〜新千歳空港〜平取町:二風谷荘】 この1年間チョットの間山の添乗業務は数多くこなしてきたものの、 今回はたった1人で全てをこなさなければならない航空機利用の 旅行業務が加わったので、少しく緊張しました。 でも何とか16名のウィンズ仲間たちを、日高山脈山裾の町、 平取(びらとり)町は二風谷(にぶたに)荘へと案内することが できました。前準備が良かったからに他なりません。 21日と23日お世話になった民宿二風谷荘 アイヌの人たちが暮らすこの町には、民族の伝統を伝える資料館や 記念館などの見どころが豊富にあって、ウィンズ仲間たちは思い思い の時間を過ごしました。 金田一京助の歌碑 「物も言わず声も出さず 石はただ全身をもって おのれを語る」 【8月22日 民宿〜登山ポスト〜取水ダム〜幌尻山荘】 民宿8:00発〜登山ポスト9:30発〜取水ダム10:40発〜 洗心ノ滝12:00着(昼食)12:20発〜幌尻山荘13:40頃 ジャンボタクシー2台に分乗して登山ポストへ。 同乗したAガイドは、準備運動を済ませるや否や軽トラックに ザックを載せて「ハイッ!お先に」 私たちは空身で林道を歩きました。 林道沿いにはクジャクシダ、ウラベニダイモンジソウ、キツリフネ、 ?トリカブトなどの花が豊富で、飽きることはありませんでした。 ウラベニダイモンジソウ:見た目には同じようでも葉の裏が赤い 身体が程よく温まった頃に取水ダムに到着しました。 ここは林道終点場所そして登山道始発場所。 ご存知のように幌尻山荘に続く登山道は徒渉の連続ですから、 各自持ち寄りの渓流用シューズに履き替えました。 渓流用シューズとは言っても、スパッツ付きの本格的なものから ズック状のもの、地下足袋状のもの、フリークライミングシューズ状 のものまでバラエティーに富んでいます。 脚ごしらえが様々ならパンツスタイルも様々です。 長ズボンのままの人、長ズボンにスパッツを巻いた人、半ズボン の人、半ズボンにタイツというカッコいい人、長ズボンを捲り上げた だけのカッコ悪い人(私)など、寄り合い所帯といった感じは免れ ません。 でも創造的スタイルは、押し付けがましい画一的スタイルをズッと 上回りますよネ。 渓流用シューズで、先ずは額平川沿いに進みます さあ!最初の徒渉地点に差しかかりました。 Aガイドが先導し、私は最後尾から見守ります。 初体験の入渓:ストックでバランスを計りながら恐る恐る脚を 差し入れます Aガイドはよく知ったもの。浅瀬を選びながら渉ります この日の水量はこの夏最低ともいえる程だそうで、もし仮に転んでも 流される気遣いはほとんどありませんから、仲間たちは嬉々として 水と戯れています。童心に返った水遊びに似て「タノシソ〜〜〜!」 四ノ沢出合(心洗ノ滝)での昼食(おにぎり)は美味かったネ 早瀬もあるので油断大敵です ヘツリもあれば高巻きもあって、沢歩きはホント!たのしいネ 水と戯れること3時間弱で幌尻山荘が目に飛び込んできました。 「エッ!モ〜!呆気なかったナ〜」 というのが仲間たちの実感だったことでしょう。 見えました〜!憧れの幌尻山荘が〜〜〜! 早い到着でしたから陽の高い内から宴会が始まり、17時前には 夕食も済み翌日の準備も全て終り、18時過ぎには心地よさ気な 高いびきが始まったのでした。 【8月23日 山荘〜幌尻岳〜山荘〜民宿】 山荘4:30発〜命の泉6:00着(朝食)6:15発〜幌尻岳8:15着 8:45発〜命の泉10:25発〜山荘11:30着(昼食)12:35発〜 登山ポスト15:45発〜民宿17:00着 22日の宿泊者は下山者がほとんどを占めていて、 この日山頂を目指すのはウィンズグループと数名の個人だけでした。 私たちは3時30分に起きなければならないので物音や話し声に 敏感になっていましたが、幌尻山荘の管理人は 「大丈夫、3時30分にはみんな起きだしちゃうから」 でした。 その通りでした。 18時19時に床についてしまったのでは目を覚ましても当然です。 ヘッドランプが必要なくなった4時30分に出発しました。 昨日の歩きから私たちのグループを「強い」と見てとったのか、 Aガイドはグングン飛ばします。 グループは隊列を乱さずついていきます。 でもオーバーペースであることは私の目にも脚にも明らかでした。 “命の泉”での朝食の際、調整を願い出たのでした。 この滴りは泉でないと思うのですが、実はこの岩の上に 水が湧いているとのことです。量が少ないだけ?のようですネ 命の泉まではダケカンバなどの樹林帯が続きます。 そこから急坂を詰めて行くと樹林帯を足元に見るようになり、 根っこも露なハイマツ帯を漕いだりゴーロを跳んだりするようになり、 やがて涼風が渡る爽快な景色の中に身を置きながら、北カールの 縁を辿るようになってきました。 幌尻岳には大きく分けると3つのカールがあります。これはその内の 一つ北カールで、反時計回りに大きく巻きながら山頂を目指します 青空:その1 青空:その2 戸蔦別(とったべつ)岳やヌカビラ岳と北カール 流れを造りだし底に水を溜めるほど大きな北カールを中に挟んで、 1時間以上も前から見上げていた山頂らしからぬ山頂がグンと 近づき、そしてとうとう、広々として遮るもののないテッペンに到着 しました。 みんな「バンザ〜イ!」の体勢で標識にタッチ!です。 でも遮るもののないテッペンに吹く風の強いこと冷たいこと! 山荘からの1名と七ツ沼カールからの2名の先着者たちは、 僅か風下に身を潜め風をやり過ごしていました。 しかしながらその景色の大きいこと温かいこと! 標高の高いピークに限られるとは言え、正に雲上360度の大パノラマ でした。 日高山脈最高峰の幌尻岳に、仲間たちの笑顔が弾け 雄たけびがこだまします 北面左から十勝岳、トムラウシ、その奥大雪山連峰など 南面のカムイエクウチカウシ山やペテガリ岳などの山並み 写真右手には太平洋も見えました 北北西面左夕張岳、右芦別岳 Aガイドによると 「雲の上の世界に限定されるとは言え、これほど広い眺望が 得られるのは稀なこと」 なのだそうでして、私たちはその千載一遇のチャンスに恵まれた ようで嬉しい限りです。 30分をほぼ私たち18名だけで占め、身体から溢れ出る喜びを 抑えきれず山中に撒き散らしながら下山を開始しました。 「ヤッタネ!」「ヤッタヨ!」「エイ、エイ、オ〜〜〜!」 所で私の大好きな花ですが、8月も終盤とあって期待しただけの 種類と数には満ちませんでした。 北海道の高山は既に秋の風情。 花よりもクロマメやコケモモなど実の方が目立ったほどです。 少しだけ紹介します。 エゾリンドウ:数は少なかったものの、沢から稜線まで 広範囲に見られました ナガハキタアザミ:トウヒレンやヒゴタイと似ていて判別に 苦慮しますが、Aガイドのお墨付きだから間違いないでしょう ミヤマリンドウ(?):草むらに沢山群れていました。この他にも 特定できないリンドウが数種類見られました イワブクロ(タルマイソウ):ほぼ終わっていましたがこの個体 だけが唯一観賞に耐えられました ウラシマツツジ:ポツリポツリと真っ赤に紅葉したものも 不安を抱えて無口だった登りとは裏腹に、女性陣のカシマシイこと! それは男性人も同じことでダジャレや冗談が途切れません。 目的を成し遂げた後は誰もが饒舌になるようですネ。 言葉が少ない時は不安な時疲れている時。 言葉が多い時は安心している証拠快調な証拠。 そのような訳で、お花摘みタイム1回と命の泉の休憩1回だけで スッス!サッサ!と駆け下ったのでした。 全員元気で幌尻山荘に戻ってきました 1時間もの刻の流れを”物の価値観を同じくする者同士”で共有し あいながら過ごし、思い出と一緒に美食ランチを腹イッパイに詰め 込み、再び帰路に向けての徒渉が開始されました。 学習すること、経験すること、慣れることは素晴らしい ヴェテランの域に達した感さえある余裕の歩きになりました 切れるような脚の冷たさも快感!に変わって・・・ 何人何グループかと挨拶を交わしながら、悠々取水ダムに戻って きました。凱旋と言えるほどの颯爽たる足取りです。 振り返ってみれば 初日。快適な空の旅バスの旅、愉快なびらとり牛バーベキュー パーティー。 昨日。川風が渡る爽快な渓流徒渉と、憧れの山荘での一夜。 そして今日。青空よりももっと濃い藍空に恵まれての大きい山 幌尻岳登山と童心に返っての川遊び。 笑顔がこぼれ颯爽たる足取りにならない筈がありません。 疲れて眠ってしまうかと思いきや、おしゃべりが絶えることなく 二風谷荘に戻り着き、すぐさま温泉に向かい、再びの海鮮 バーベキューパーティーでしこたまアルコールを流し込み、 アイヌの盆踊り大会に飛び入り参加し・・・、 3日目の夜も楽しい夢を見ながら眠ることができたのでした。 疲れを癒し思い出を身体イッパイに沁みこませてくれた 平取町の保養施設“びらとり温泉” 【8月24日 民宿〜樽前山七合目〜支笏湖〜新千歳空港〜 羽田空港〜各地】 夜中に屋根を叩く雨音を聞きました。 バスに乗り込んでもワイパーが忙しく動き続ける状態です。 私たちは運に恵まれて登頂できましたが、幌尻山荘や渓流で 出会った仲間たちはどうしていることでしょう。 降りが強ければ登ることも下ることもできなくなりますから、 他人事では済まされません。 正直なところ、こうして仲間たちを思いやることができるのも、 自分たちが恵まれていたからこその心の余裕なのですが・・・。 ゆっくり朝食をいただき、2泊4食1おにぎりの礼を述べ、 二風谷荘を後にしました この日の雨は小降りながら絶えも間なく降り続きましたので、 私たちも樽前山七合目までバスで上って状況確認した末に登山を 断念。支笏湖ビジターセンターやショッピングセンターで遊んでから 帰路に着いたのでした。 雨に沈む樽前山七合目登山口にて 支笏湖ビジターセンター:近隣の自然について詳しく説明されて いるので、皆さん興味深く見入っていました 雨に煙る支笏湖は観光客もまばらでした 初めての旅行業務添乗。全員が初めての幌尻岳登山。 初めてづくしが続きましたが、特段の出来事もなくどうにか故郷に 戻ってくることができました。 それもこれも参加された方々の大きな度量のお陰です。 幌尻岳はアイヌ語で幌=ポロ(大きい)尻=シリ(山)の意 だそうですが、そのネーミングによるものでしょうか? 全員一段と心が豊かになり度量が大きくなった気がします。 ドジな添乗員を助けていただき ありがとうございました そして幌尻岳にもありがとう |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
お疲れ様でした。 |
ヤマビコ 2008/08/26 16:35 |
出かけていたのでコメントを読むのが |
デイダラボッチ 2008/08/26 20:56 |
お疲れ様でした。 |
チョウゲンボウ 2008/08/26 22:09 |
テレビ番組に、いたいけない幼児が挑戦 |
デイダラボッチ 2008/08/27 07:04 |
お疲れ様でした。素晴らしい眺望ですね〜。花もきれい、空もきれい、おまけに花も霞む乙女軍団∞。思い出します、北カールに響くナキウサギのピーッ、ピーッという甲高い声 |
クンクン 2008/08/27 17:10 |
ホント!素晴らしい眺望でした。 |
デイダラボッチ 2008/08/27 17:56 |
天候に恵まれてよかったですね。 |
ようちゃん 2008/08/29 08:23 |
8月はご一緒できませんでしたね。9月は何処かで合いましょう。稜線のふくろうがかなり痩せたとか?俺のせいかな。ともかくいつも素敵なブログですね。まねが出来ねー悔しさ。 |
山の旅人 2008/08/31 16:47 |
ようちゃん |
デイダラボッチ 2008/09/01 00:14 |
ちょっと、この場をかりて・・・ |
稜線のフクロウ 2008/11/16 16:17 |
コメント欄を勝手に宣伝に使い、勝手にゴ |
縄文爺 2008/11/16 17:05 |
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