ビバ雪山!第4弾:日光白根山下見山行

【2月10日 湯元から日光白根山ピストン】


多くの仲間は金時山の準備に余念がなかったが、
2月3日の茶臼岳で途中撤退の憂き目にあっている私は、
同じ轍を踏まぬよう“ビバ雪山!第4弾:日光白根山”の下見に出かけた。

益子3:00発~湯元温泉P5:00発~登山口(道迷い&標識見落とし)
~外山鞍部7:30発~前白根山(2373m)8:25着8:30発~避難小屋
9:00着(食事)9:25発~日光白根山(2578m)10:50着11:00発~
避難小屋11:30発~前白根山12:05発~湯元温泉P13:30着
(登り:6時間(内休憩40分)、降り2時間30分)


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日光白根山山頂


日帰り山行なので早立ちを心がけ、
雪山フル装備にダブルストック、ヘッドランプという身支度で、
5時丁度に湯元温泉Pをスタートした。

真っ暗闇のスキーゲレンデを登っていると後方から強烈なヘッドライトが!
そのヘッドライトがグングン迫ってくる。
ゲレンデ内歩行をとがめられるのか?と思いきやゲレンデ整地のブルだった。

ブルの一件で気持が高ぶってしまったこと、
ヘッドランプの灯りが雪に吸収されて狭い範囲しか見えないこと、
スキー用の防護フェンスが縦横に張り巡らされていたこと、
などで道迷いし膝から股までのラッセル!ラッセル!
外山鞍部到着までに20~30分もの時間と労力をロスしてしまった。

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外山鞍部へのキツイ登りの樹林帯から朝日に映える稜線を望む

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外山鞍部

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外山鞍部から白根沢分岐、天狗平辺りにかけては勾配も緩みルンルン気分で歩ける。パフパフの雪、青い空。ビバ雪山!


スキーゲレンデに踏み入る直前に横浜ナンバーから声をかけられた。
「前白根山付近にテントを張りたいんですが・・・?」
「とんでもない。風が強すぎて到底無理。天狗平あるいは避難小屋内部が無難」

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案の定天狗平の鞍部には4~5人用のテント3張りと2~3人用テント1張りがあった


天狗平から軽く登ると「こここそが天狗の遊び場!」と呼べるような高みがある。
風光絶佳の別天地なのだけれど、
既に青空は奪われ、視界は狭められ、吹く風も冷たく痛かった。

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“天狗の遊び場”からの前白根山。奥の日光白根山の姿はなし

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前白根山をちょっとアップ

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“天狗の遊び場”からちょっと降って登り返せば前白根山山頂

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前白根山山頂標識

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凍える五色沼

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ありがたきかな!避難小屋。吹く風が冷たく痛いのはこの時季であれば当たり前の話だけれど、小屋に入ると身も心もホッとする


2~3人用テントの3人組と避難小屋への降りですれ違った。
「山頂はどうでした?」
「元々避難小屋までの計画だったので山頂には立っていません」

予定より5分早く避難小屋着。
小屋の中にはテントを畳んだばかりの2人組と山頂アタック断念の1人。
そして5~6人用の大型テント1張りが2階にセットされていた。
天狗平の3張りのテントの一員らしき1人は体調不良のよう。

家からここまで何も口にしていない私は朝昼兼用の食事を摂ることにした。
と言っても乾燥芋5枚とお湯2~3口だけだったけど。

そうこうしている間に2階のテントの5人の若者(30代?)が戻ってきた。
再び「山頂はどうでした?」
「近くの稜線程度は見えたけど・・・」と素っ気ないので会話は終了。
ここでダブルストックからピッケルに持ち替え、
目出帽を被り、
一眼レフはザックにしまいこんで(予定より)5分遅れの再スタート。
「ナヌッ!?」
気が抜けるほどの穏かさだった。

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ナイスなトレース。雪原を進み、トレース通りに標識を大きく過ぎてから右折し、ダケカンバ林を進んだ

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振り返り見る前白根山

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白根隠山。ダケカンバ林を抜けると白無垢の世界、吹きさらしの世界


吹きさらしの世界に突入すると、
トレースは濃厚だったり、希薄だったり、全く見当たらなかったりする。
多くの人が踏んだ跡のほうが歩き易いのは確かだし、
足裏の目で確かめれば見えないトレースが見えてくるというのも確かなことだ。
しかし、自分の感性に従ってルートを選び、
時折耐風姿勢を強いられながらも無念無想で五色沼側をほぼ直登した。
150mほど西南側の夏道沿いを10数人が降っていった。

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いつしか高度が上がり、前白根山の奥に湯の湖が見えた

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雪紋

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日光白根山山頂付近

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同上

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微かに山頂

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紛れもない山頂

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白根山神社

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ラッキー!一瞬だけど青空が。丸沼スキー場方面から1人登ってきた

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日光白根山山頂。この時季としては至極穏か


ただボ~ッと10分間滞在してから踵を返した。
一頻り山頂台地を踏みしめるとダケカンバ林に続く数百mの急斜面が現れる。
「これは尻セードに限る!」
ところがザックに括りつけたストックがブレーキをかけてしまいスロースロー。
背中を寝せれば寝せるほどブレーキがかかってしまうので、
体を起こし両脚を上げる姿勢でシュルルルル~~~~!!!
「爽快!爽快!」
なのに突然「痛て~~~!」
無理な体勢をとったものだから右足がつりそうになり慌てて緊急停止した。
それでも200~250mは楽させてもらったな~。

人気の感じられない避難小屋はスルー。
小屋から前白根山までの登り返しが最難関の個所と覚悟していたのだったが、
往路と同タイムでクリアしてしまったことには我ながら興奮した!

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前白根山付近からの淡い青空をいただいた日光白根山

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復路もラッキーが度々あった。時々青空

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同上。男体山と中禅寺湖


天狗平でテント撤収中の10数人をパスし、
天狗平に向うテント泊の7人に山頂や避難小屋の様子を問われ、
珍しくもスキーヤーやスノーボーダーや子供たちで賑わう湯元スキー場を抜け、
山頂に立てたことに感謝しながら帰路に就いた。

いつも立ち寄る“れんがya”で、
奇遇にも「バテバテ山日記」のぶなじろうさんに出会った。
彼のブログには、青空の下の日光の山並みが踊っていた。
私が時々目にした青空がこの青空だったのだろう。
日光白根山の上空にだけ雲があったこともよくわかった。
今回は楽50%苦50%(道迷いと痙攣気味)。
次回(16~17日)は楽100%でありますよう!

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この記事へのコメント

くに
2013年02月12日 22:36
す・・・すごい~さすがはデイダラボッチさん。
この時期に日帰りで湯元から日光白根とは!
実は私、3月に一泊で日光白根をやろうと思って
いたのです。
大変参考になりました!
テル&タカ3
2013年02月12日 23:02
下見御苦労様です。
綺麗ですね!今からワクワクします。16・17日を楽しみにしています。
2013年02月12日 23:07
くにさん、こんばんは。
16~17日には1泊でやるので、
その記録の方が参考になるかも知れませんね。
詳しくレポを書くようにます。
10日は3連休の中日だったこともあって、
予想外の人数に出会いビックリ!しました。
さすが日光白根山です。
ところで雨巻山でベッティさんに出会ったこと、
話しましたっけ?
2013年02月12日 23:20
テル&タカ3さん、こんばんは。
奥久慈ミステリーツアー如何でしたか?
アイゼンは買い求めてきましたか?
少々キツイところもあるけど、
体調を万全にして楽しく愉快に登りましょう!
テル&タカ3
2013年02月13日 10:10
デイダラボッチさんこんにちは。
奥久慈は私たちにとって近くて遠い山でしたのでなかなか登れませんでしたが、ミステリーツアーに参加させていただき2人とて楽しませていただきました。
ぜひ次回も参加させていただきたいと思います。
アイゼンですが、昨日宇都宮のK山荘で12本爪を購入してきました。
店内には、先に雨巻家族が3名いて占有していました。
16日から宜しくお願いします。
石川@
2013年02月13日 10:14
こんにちは!
今シーズンは、なかなか日光方面の天気は難しいですね。
私も実は、日光方面は毎日天予報見てるんですが、決行できないでいます。
今年の狙いは、川場スキー場から剣ヶ峰そして沖武尊のコースか、鹿俣山から獅子ヶ鼻コースです。
今月は、土曜日の出張が3週連続で続くので、天気を見ながら代休で行ってしまおうと考えてます。
オット、イケネェ~、仕事中!仕事中!
2013年02月13日 17:48
テル&タカ3さん、こんばんは。
そうでしたか。I&H&T&Tの4人が出かける
ことは承知してましたが5人もいましたか。
みんなにアドバイスしてもらい最適なアイゼンを
ゲットできたことと思います。
日光白根山の計画書(特に装備表)を送りたい
ので連絡方法を教えて下さい。
2013年02月13日 17:57
石川@さん、こんばんは。
ヤマレコ見ました。
羨ましくなるような山行でしたね。
こちらは貧乏暇なしで毎日バタバタしてますが、
落ち着いたら感想コメント入れます。
厳冬期の上州武尊岳は未体験だけど、悪かろう筈
がない。是非ともアタックあれ!
ぶなじろう
2013年02月13日 22:03
今晩は。
レンガyaさんでの再会にビックリいたしました。白根山速攻のお話にもビックリしました。
半月山から国境の山々を眺めていた時は、本日は平和な白根山なんだろうなと思っておりました。
当日聞いたお話や本ブログで、それがとんでもない勘違いだった事か゜よ~く判りましたです。あの薄雲の中は、かなり厳しい状況だったのですね。
少し寒さが緩んだ頃に国境の尾根に行ってみようと思っています。
2013年02月14日 09:03
ぶなじろうさん、おはようございます。
中禅寺湖南岸の冬晴れの山と比較するとガッカリ
してしまうけど、この時季の日光白根山としては
恵まれた方だと思ってます。避難小屋で出あった
5人組は「近くの稜線程度しか見えなかった」と
言ってましたしね。でも、遊山通信のくにさんの
八ヶ岳も、ヤマレコ[haretara]の石川@さんの
烏帽子岳も半月山もみんな青空だったから、
軽く唇を噛んでますが・・・。
セとナ
2013年02月14日 14:15
こんにちは。
今の時期はラッセルが大変でしょうね。

16日、17日
最高のお天気になるように
祈っています。










2013年02月14日 17:17
セとナさん、こんばんは。
今日も今日とて朝から篠刈り。
そこへ偶然日光白根山同行者のIが来て更にTが
来て手伝ってくれ、その流れで今の今までお茶飲
みし、山談義と打ち合わせをしてました。
こうして今日も1日過ぎていくのでした
TO☆9
2013年02月16日 00:45
こんばんは!
単独日帰りとは・・すごいであります。上で山が見えているのもうらやましい⌒o⌒*
極寒白根!自分には手ごわそうです。

雲竜行ってきました。13日初雲竜3名を案内する約束をしたので、10日に下見であっちにこっちにと・・中2日おいて2回いってきました。バクは立派に修復されていてほっとしました。

2013年02月16日 05:31
TO☆9さん、おはようございます。
今日6:00発でまた日光白根山です。
雲竜瀑、立派に修復されていたようでよかった
ですね。5日に出かけた仲間はこぼしてました。
それでは言ってきま~す!
またレポ書きます。

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