会津駒ケ岳:本領発揮!!

数多ある年間計画(40+α)の中でも上位にランクされるのが
残雪季の会津駒ケ岳山群を縦走する「ビバ雪山!第7弾:会津駒ケ岳」だ。

計画では
1日目:御池~大杉岳~大津岐山~駒の小屋(自炊泊)
2日目:小屋~会津駒ケ岳~大戸沢岳~三岩岳~窓明山~巽沢岳~保太橋

昨年は絶好の天気に恵まれ絶景の雪景色を掌中に収めたのだったが、
果たして今年の9人の命運は・・・?

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不敵な面構えに微笑を浮かべる雨巻家族


【4月27日 予定変更して滝沢口から駒の小屋へ】

実施日が近付くに連れて天気予報は悪い方へ悪い方へと傾いていく。
当日、桧枝岐までは平穏無事に走れたが、
七入を過ぎた辺りから横殴りの雪に見舞われだし積雪量も急増して10cm。
4駆のヴァンガードは何とか走れても、
2駆スタッドレスのポルテでは急坂でのスリップが激しくとうとうスタック!
運よく御池方面から除雪車が降りてきて進行方向を除雪してくれたので、
除雪地点まで全員に押してもらって無事脱出。
その後は緩傾斜だし除雪済みなのでスイスイと御池駐車場に入れた。
が、「横殴りの雪」などという甘いものではなく「吹雪」そのものになっていた。

私たちが七入を通過してすぐに進入禁止になった(後で聞いた話)ようで
後続車はなく、前日から停まっているらしき3台も埋もれ始めていた。

30分様子見したが衰えを見せない吹雪に大杉岳を諦め、
滝沢口からの登山に予定変更すべくユーターンした。


滝沢口からは私たちより15分ほど先に40代と思しき男子3人が登っていった。
トイレ手前に相当数の車が並んではいたが、
山に踏み入るのはこの12人が全てのようだった。

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林道・ショートカット道・そして再び林道を行く

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同上

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滝沢口の階段を上る

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会津駒ケ岳への登り(yamasanpoさん提供)


初日の写真はこれだけ。
その後は風雪が強くて私のカメラはしまったままだったから。

前に出発した3人がどこをどう歩いたのかさえ定かでないので、
先頭を交代しながら目印頼りのルートファインディングと足場作りに専念して歩く。
広葉樹林から針葉樹林に変わりその針葉樹林もまばらになってきた頃、
白いニセのコブが強風のまにまに姿を現す。
そのコブに何度も騙されながらトホホの思いで駒の小屋に転がり込んだ。
「ホ~~~ッ!」
いつもながらのMさんとSさんの笑顔が迎えてくれた。

「〇さんたちと△さんたち、え~と、□ちゃんも来る筈なんだけど・・・」
その人たちが首を長くし続けた17時~18時頃になってようやく到着。
小屋には安堵の空気が流れた。



【4月28日 山頂にも立てずに退散】

昨夜は16時から18時までの調理場独占を許されたのでノンビ~リ夕食。
ノンビリだけど私たちの食事はいつも質素。
石川@さんがデポしてあるジャックダニエルをチョビッといただき、
ササッと作ってササッと食べた後はササッと寝るだけ。
19時には全員が床についていた。

28日は、4時出発予定なので2時30分起床。
外は横殴りの雪が唸っていて、
戸を開けるや否や渦巻いた雪がブォ~~~!と襲い掛かってくる始末。
準備を終えても待機。・・・待機。・・・また待機。

6時を限にして撤退を決断。
「山は逃げない。まだまだいくらでもチャンスはあるさ!」

一面大雪原の小屋周りは右も左も分からない状態。
小屋で立てておいてくれるポールの何とありがたいことか。
人それぞれ受け取り方は違えど私には、仏あるいは仏が放つ光明に思えた。

降り積もった60~70cmの新雪(駒の小屋のホームページにもそう書いてある)
を掻き分け踏みしめトレースを刻んでいく作業は、
大変だと思えば大変、楽しいと思えば楽しい。
雨巻家族は勿論後者。

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雨巻家族は何ごとポジティブ

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ラッセル・イシちゃん
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身長183cm。気は優しくて力持ち

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イッシー
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雨巻山登山2年チョットで約800回

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サクラちゃん
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私と同い年にはとても見えない

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ホテちゃん
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犬が友、山が命

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テルちゃん
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奥さん(タカ3)孝行の元気印

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ヤマビコちゃん
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打てば響く・・・

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テッペンちゃん
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底抜けに明るい?豪

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yamasanpoさん
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奥久慈ミステリーツアーの主

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たちまちの内に薄れて行く後姿


全く踏み跡がないからここでも木に括りつけられた赤テープが頼り。
積雪量に配慮して相当高い部分に取り付けてくれている。
チョイ薮程度なのにメッタヤタラ取り付けているピンクテープとは意味が違う

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樹林帯に入って穏かになってきた。フカフカ雪に一筋の道を刻み込んでいく・・・

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同上

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同上

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このあたりは混合林

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同上

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いい雰囲気の森

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同上

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雨巻家族オールスターズ

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オールスターズの見事な(?)ラインダンス(yamasanpoさん提供)


単独行者が追い抜いていったので、そのトレースを拾いながらノンビリ降る。
その内登ってくるスキーヤーやボーダーと激しく交差するようになった。
延べ人数で150~200人はいたのではないだろうか。
登山者は1割にも満たず肩身が狭い。

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シールをつけてあるいは担いで登ってくる人たち。天候は回復に向っているし
フカフカの新雪だし、この人たちにとって最高の会津駒ケ岳になりそう

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登ってくるスキーヤー&ボーダー

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同上

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降る

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同上

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階段を降る

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同上

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近道入り口

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車道
(上8枚はテルちゃん提供)

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流れ


「雪が少ない。今年はホントに雪が少ない・・・」
と伝え聞いていた豪雪地帯の会津駒ケ岳が突然本領を発揮したものだから、
あえなく撤退の憂き目に会うことになってしまったが、
計画を全うするも山、
危険を感じて撤退するも山、
9人にとってはいい勉強になった。

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この記事へのコメント

yamasanpo
2013年05月06日 19:51
お世話になりました。
吹雪凄まじかったですね。
それでも楽しんでしまうのは雨巻家族ですね。
良い経験になりました。楽しかったです。
次の機会にもよろしくお願いします。
ほて
2013年05月06日 20:18
春山はひとたび天候が崩れると冬山に逆戻り…を体感しました。
楽しい2日間でした。来年の課題?会駒~大戸沢~窓明~三岩…楽しい待ち遠しい宿題です。お世話様でした。
2013年05月06日 20:27
yamasanpoさん、こんばんは。
遅ればせながら何とかアップできました。
まだ後に雨巻山頂テンプラレストランと鳥海山が
控えてます。忙しい、忙しすぎます。
でもこれが元気の元なのかもしれません。
また何処かご一緒ください。
ぶなじろう
2013年05月06日 20:44
今晩は。
4/28に窓明山を予定していましたが、気象台の情報で桧枝岐20mmの降雨を知り、私は中止しました。

撤退の表現でしたが、とても撤退には思えない記録です!「不敵な面構えに微笑を浮かべる」は、たのもしい限りです。

アイ駒に150人以上ですか!
メジャー系、恐ろしや。三岩、窓明ですとスキーヤーは0~3人程度ですので、やっぱり私はこちらの方がいいかな。
ちい
2013年05月06日 20:48
デイダラボッチさん、こんばんは。
「撤退」って言葉、私は好きです。
「敗退」ではなく「撤退」。
なーんて権現岳に続き、白根山撤退してきました~
2013年05月06日 20:52
ほてちゃん、こんばんは。
今年は「撤退」の2文字に魅入られてしまった
ようで、日光白根山・那須岳・女峰山・会津駒
ケ岳に続き5日も鳥海山から途中撤退しました。
この負の連鎖をどこかで断ち切らなくちゃ~。
2013年05月06日 21:10
ぶなじろうさん、こんばんは。
変更とか中止は単独行のよさですね。
今年一杯でグループ登山から足を洗うので、
来年からは撤退の文字が少なくなると思います。

所で、鳥海山矢島口のスキーヤーは会津駒ケ岳
のそれを上回ってました。
私たちは9:10に下山開始しましたが、
祓川に降るまでに200人には出会いました。
山頂から少し降った付近からは天候回復し始め
ていたので、いい日になったことでしょう。 
2013年05月06日 21:18
ちいさん、こんばんは。
「敗退」は尻尾を巻いて逃げ帰ること。
「撤退」は強い意思を持って戻ること。
敗退とか退却の場合は雪辱戦が難しいけど、
撤退には雪辱戦が控えていることをお忘れなく!
とか何とか言っても鳥海山の場合チト遠すぎる。
和子&徹也
2013年05月06日 21:32
デイダラボッチさん 今年の会津駒縦走は残念でした。
今年の天気は気まぐれですね。
勇気有る撤退の判断が出来るか、出来ないかで遭難になるかならないかですね。
次回に期待しましょう。
2013年05月06日 21:52
和子&徹也さん、こんばんは。
ゴールデンウィークと陶器市とで相当に混みあう
中、遠方から家族総出で雨巻山に遊びに来てくれ
てありがとうございました。半端ない距離だけに
本当に嬉しく感謝してます。
雨巻家族の優しさの片鱗に触れてもらえたようで
何よりでした。次、女峰山で。
石川@
2013年05月06日 22:23
こんばんは。
会津駒ケ岳、私は敗退ではないですよ。
だって、ジャガイモ4Kg持ち上げちゃいましたから。
西会津の高陽山は、大日岳の真ん前にあります。そして、サッカー場のような真っ平らな尾根が高森山へと続くのです。月末に、またチャレンジ予定です。ななもり峰と鏡山も、駄賃として登ってきます。
今日、八溝山を歩いて来ました。標高600mでシロヤシオが咲き出しました。見ごたえのある群生は標高900mぐらいの所にありますので、見頃は18,19日ぐらいからと思います。
くに
2013年05月06日 22:36
この時期でばふばふの雪を歩けるなんて素敵なことかも。
なーんて、たいへんでしたでしょうね。

しかしながら、この降雪でその後はまあなんと雪面のきれいだったことでしょう。
5月にしては、本当にまっしろできれいな雪面でしたよ。(5/4-5で行きました~)
テル&タカ3
2013年05月06日 22:38
デイダラボッチさん、こんばんは
今回の会駒
季節外れの、吹雪に会い真冬のような経験をしてしまいましたが、楽しかったですね!
なかなか今の時期に味わえない貴重な体験をさせていただきました。
またチャレンジしたいと思います。
その時は宜しくお願いします。
うまい棒
2013年05月06日 23:49
こんばんは。イシちゃんの後輩のうまい棒です。
駒の小屋ではお世話になりました。
差し入れの山菜をつまみにお酒をいただきました。
翌日は、9時に山小屋を出発。東京から来た方3名と一緒に下山しました。
初めての山小屋でしたが、雪上訓練になってしまいました。
山頂を踏めなかったので、夏にリベンジしたいと思います。
2013年05月07日 07:41
くにさん、おはようございます。
未丈ケ岳は撤退という結末に終わって残念でした。
でも同じ会津駒ケ岳での天と地ほどの差を思うと
「くにさんは何かを持っている!」
といつも感じてしまうんです。
まっ、撤退であって敗退ではないのでまた次登ります。
2013年05月07日 07:53
デイダラボッチさん おはようございます
悪天候がもたらしたフカフカ雪をポジティブに受け止め、笑顔で雪中行軍が楽しんだ様子が分ります!
下山後の車道を歩くお転婆~4人組
どうみても意気揚々の凱旋モード♪
撤退の文字も不要なのでは…? Kでした。
2013年05月07日 07:56
石川@さん、おはようございます。
勿論敗退なんて思ってませんよ。
じゃがいも4Kgと牛タン丸のまま担ぎ上げるなんて
発想と体力は、石川@さん以外にはいませんから。
小屋食も凝ってるし。見習わなくちゃ~。

八溝山のシロヤシオは忙しすぎて無理みたい。
だけど月末の高陽山には物凄くそそられます。
時間が取れれば・・・じゃなく、
時間を生み出して行ってみる価値がありそう!
2013年05月07日 08:09
テル&タカ3、おはようございます。
あの状況を「滅多にない貴重な体験ができた」と
肯定的に捉えることにしましょう。
それにしても、こうも悪条件による撤退が続くと
「誰かが悪い事をしていて罰を受けているのじゃ
ないか?」と勘ぐりたくなります
2013年05月07日 08:21
うまい棒さん、おはようございます。
9時出発でも山頂踏めませんでしたか~。
回復に向っていると思えたけど、続々すれ違った
あの150人ものスキーヤーはどうだったかな?
仲間たちのことばかりを心配してしまいます。

いい先輩がいるので心強いですね。
また会いましょう。
2013年05月07日 08:29
Kちゃん、おはようございます。
雨巻家族は揃ってポジティブだからありがたい
です。落ち込まれるとコッチまで・・・だから。

御池~大杉岳~会津駒ケ岳~大戸沢岳~三岩岳
~窓明山~国道のパラダイスコースを経験して
いる者にとっては、悔しいけど撤退です。
でも確かに雰囲気は凱旋だね。
セとナ
2013年05月07日 13:49
こんにちは。
しようと思っていても中々出来ない
貴重な経験をし、
どんな状況でも楽しんでしまう♪
雨巻家族の皆さんは凄いです。
でもやっぱりお天気の良い時に山頂に立ちたいね。
2013年05月07日 14:25
セとナさん、こんにちは。
私は6年ほど連続して出かけているので
「山は逃げない。まだまだいくらでもチャンス
はあるさ!」って悠長に構えていられるけど、
昨年の絶景を見て参加した家族にとっては
悔しさが残る結果ではありました。
それもこれもみんな「山」なんですよね。

ヤマビコ
2013年05月07日 17:03
こんにちは。 
お世話になりました。
凄まじい吹雪の登山なかなか体験出来ない
ですね。
小屋に着いた時は、ホットしました。
寒かったです。
雨巻家族と楽しく歩く事が出来良かったです。
2013年05月07日 18:30
ヤマビコちゃん、こんばんは。
ほとんどの部分が樹林帯だったから歩けたけど、
稜線だったらとても無理だったね、あの吹雪は。
でもこの時季では滅多にない70cmのフカフカ雪
にも出合えたのだから、「よし」としましょう。
今度会えるのはいつだっけ?
サクラ
2013年05月07日 23:20
こんばんは。
貴重な体験が出来た会駒でした。
太めの輪カンを付けての雪上歩きは結構楽しいものでしたよ!ありがとうございました。
4~6日、桜を追って東北へ行ってきました。
今頃皆さんは鳥海山かな?大丈夫かな?と心配しながら小雨の秋田道を走ってました。寒かったです。
葉桜、八分咲き、まだまだ蕾と変化にとんだ花見でした。
2013年05月07日 23:59
サクラちゃん、こんばんは。
同じ条件でも受け取り方によっては良くもなり悪
くもなるもの。会津駒ケ岳はそれぞれがそれぞれ
の感性で楽しんでくれたようでホッとしました。

4日は秋田側で5日は秋田と山形に跨って動き回
ってました。鳥海マリモ、あがりこ大王、元滝、
九十九島、十六羅漢岩など。山には登れなかった
けど「見たい、見たい」と願っていたものがほぼ
見られたので空腹は収まりました。

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