ジャンダルム(3163m):その1

【8月18~19日 ジャンダルム(3163m):その1】

5年連続計7回目となるジャンダルムを、
岳沢~天狗のコル~ジャンダルム~馬ノ背~奥穂高岳~前穂高岳~岳沢の
周回コースで楽しんできました。
昨年はyamasanpoさんとの2人旅。
今年はそこにテルちゃんと芋虫さんが加わっての4人旅。
他にも希望者はいましたが、
私自身の腰が本調子でないことや諸々の事情があって断念してもらいました。


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(Kちゃんが作ってくれた)ジャンダルム周回計画マップ


[1日目(8/18)の計画]
益子7:00発~上高地(1505m)11:30着(昼食)12:00発~岳沢登山口
12:20発~風穴12:50発~岳沢小屋(2170m)14:20着(手続き)14:40発
~天狗沢ルート下見~テント場16:10着(泊)
[1日目の実際の行動]
益子6:50発~上高地11:20着(昼食)11:50発~岳沢登山口12:20発~
風穴12:55着13:00発~岳沢小屋14:20着14:40発(ルート下見・手続き)
~テント場16:20着(泊)


上高地から岳沢小屋までと天狗沢ルート下見兼花探訪の1日目については、
yamasanpoさんの登山・花日記に詳しく載っていますので、
このページでは簡単な説明と写真紹介に留めます。


天狗沢は昨年もyamasanpoさんと歩いているので大よそは把握しています。
そうは言っても破線コースであることに変わりはなく、
翌日は真っ暗闇の中を歩くことになるので下見に出かけました。
花散歩の意味合いの方が強い下見でしたが、
道迷いし易い場所に4人がかりで流木を運んだりと、
一定の収穫を得て戻りました。
ただし流木が1本足りなかったんです・・・。

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天狗岳(2909m)から天狗のコル・ジャンダルム・奥穂高岳に続くダイナミックなスカイライン(小屋見峠より)
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霞沢岳・乗鞍岳・焼岳
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ベースキャンプ用のチャチなテントなので、標高が低く樹林に囲まれた岳沢のテン場辺りが精一杯



[2日目(8/19)の計画]
テント場3:45発~第4お花畑5:00発~天狗のコル(2820m)5:55着(朝食)
6:20発~ジャンダルム7:55着8:20発~ロバの耳山頂~馬ノ背9:25発
~奥穂高岳(3190m)9:45着(昼食)10:10発~紀美子平11:25着
(前穂高岳(3090m)ピストン)12:30発~テント場14:10着(撤収)14:40発
~上高地16:30発~沢渡17:05着(温泉)17:40発~SAにて夕食~
益子22:00着
[2日目の実際の行動]
テント場2:50発~天狗のコル5:00着(朝食)5:15発~ジャンダルム
6:50着(コーヒータイム)7:20発~ロバの耳山頂7:55着8:00発~
馬ノ背8:40発~奥穂高岳8:55着(昼食)9:25発~紀美子平10:55着
11:00発~前穂高岳11:30着11:50発~紀美子平12:10着12:20発
~テント場14:20着(テント撤収)14:45発~岳沢小屋14:55着(コーヒー
タイム)15:10発~登山口16:40発~上高地17:05着17:20発~沢渡
(温泉)~SAで夕食~益子22:50着


予定を1時間前倒ししての出発です。
こんな真夜中にもかかわらず、
ジャンダルムを目指すというお兄さん(30代?)が小屋を飛び出ていきました。
私たちも5分遅れで出発しましたが闇夜に彷徨うヘッドランプをすぐ捉えました。
既に1度か2度道迷いしていたに違いありません。
それでも懲りずガレ沢に沿って真っすぐ進んでいくではありませんか!
そこは流木が1本足りなかったが故に通行止めにできなかった部分です。
「ルートはそっちじゃありません。こっちですよ」
「でもこっちに〇印があります」
聞く耳を待たぬお兄さんに業を煮やした最後尾のyamasanpoさんがもう1度注意すると、
渋々ユーターンして私たちの後ろに回り込みました。
そんなところを登って行ったなら去年の変なおじさんの二の舞になっちゃうよ!


日の出直前に天狗のコルに到着しました。
真西に位置する笠ケ岳は寝ぼけ眼が解けていませんでしたが、
富士山や南アルプス上空は茜色に染まりだし目覚めの時を迎えたようです。
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富士山と南アルプス
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天狗のコル:明けやらぬ笠ケ岳をバックに

畳岩尾根の頭に向う険しい岩尾根背後に光が差し込んできました。
太陽が放つ光と熱は偉大です。
雲海のキャンバスに山陰や七色の絵を描きだすとともに、
何処からとなく湧き出る白雲や尽きることなく流れ落ちる滝雲を演出してくれる
んですから。
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振り返ると天狗岳の威容と御嶽・乗鞍岳の泰然がありました
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上げる高度に比例して景色が大きくなります。縦軸で見る西穂高岳・赤石岳・間ノ岳・天狗岳・天狗のコルと御嶽・乗鞍岳
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爽快な景色
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30分も光彩を放ち続けたけど、スクリーンが遠くて自分たちの姿はついぞ確認できませんでした
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私たちの元にもようやく光が届きました


天狗のコルからコブ尾根の頭までは、
高々700m強の距離と300m弱の標高差しかありません。
「容易い」と思われることでしょう。
しかしながら、
一瞬たりとも気の抜けないルンゼ・スラブ・ガレ・ザレが連続する岩根とあっては、
足元と手元にだけ視線が偏ってしまいがちです。
コブ尾根の頭に立った時に突如、
入道頭のジャンダルムが奥穂高岳の手前に雄きくはだかっていたり、
天を貫くがごとき槍の穂先が隣りに突っ立っていたというのに、
私に促されて3人が顔を上げるまでに瞬時とは言え間がありました。
「・・・・・!?」
言葉にはならない呻きを聞くにも間があったように思います。
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コブ尾根の頭にて:ジャンダルムと槍ヶ岳
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同上:ジャンダルムと奥穂高岳
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同上:余りもの絶景にコブ尾根の頭から動けなくなりました
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同上:同上
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同上:笠ケ岳を背景にして


yamasanpoさんにとっては経験済みのジャンダルムなので一足先に登って
もらい、
ジャンダルムと対峙するその雄姿をコブ尾根の頭から狙うことにしました。
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イザッ!ジャンダルムへ。縦走路から西に回りこんでいきます
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回り込んでから右斜めに登っていきます。山頂に1人見えるのが道迷いのお兄さんです

穂高はおろかアルプスと名のつく山に登ることが初めての家族が一緒の山行。
それ故にそれなりの気は遣いましたが無事ターニング・ポイントに到着しました。
その名は「ジャンダルム」
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「ジャンダルム・・・ジャンダルム・・・」何と響きがいい名称であることか!
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「幸せだナ~!」
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絶景:あえて山名は付しません。山座同定してみてください
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同上
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同上
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同上
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同上
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同上
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ジャン・コーヒー。たまたま同席したお2人にご馳走したところ大感激されました


喜ばれたところでジャンダルムを慎重に下り、
その2へと向うことにします。

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この記事へのコメント

toku
2013年08月23日 00:43
こんばんは*⌒o⌒*

なんとかっこい~景色なのでしょ
いってみたいなぁ!

7月末休みがとれて、念願の北アデビューやっとできました。
燕から大天井→槍→三俣蓮華→双六と贅沢な山遊びでした。山々、雪渓、花々・・・ダイナミックな景色に魅了されまくりでした。
いつかジャンダルムに挑戦したいです。
2013年08月23日 09:10
tokuちゃん、暫らくです。
表銀座コースと称される東鎌尾根から西鎌尾根を
つないで歩く。豪華?贅沢?な山旅だったね~!
7月末という最高の時季に晴天にも恵まれたよう
だから、景色も花もてんこ盛り間違いなし!
デイダラボッチは雨に恵まれすぎているので、
このような報告が羨ましくまた喜ばしいです。
まっ、今回のジャンダルムに関しては最高の山旅
が叶ったけどね。
機会があったらジャンダルムご一緒ください。
yamasanpo
2013年08月23日 10:36
お世話になりました。
天気にも恵まれ素晴らしい山行でした。
一時の気の緩みも許されない尾根からの展望を良き仲間と共有できたことは良かったです。
このような場に参加できたことを感謝しております。

2013年08月23日 13:02
yamasanpoさん、こんにちは。
その2にもコメントを入れておきましたが、
「来年もまた・・・」と1年先に心は飛んでます。
その折はよろしくお付き合いください。
セとナ
2013年08月23日 16:06
デイダラボッチさん、こんにちは。
素晴らしい絶景に見とれています。
いいなぁ~
剱岳の時も思ったのですが・・・
それにしても最高難度のジャンダルムに
家族を立たせてしまうデイダラボッチさんは
やっぱりすごいな~
そして歩く時間の長い事・・・腰は大丈夫?





晴れ女のナが乗鞍岳に登っていたからかな?
なんてね(笑)
セとナ
2013年08月23日 16:13
どうもです。
最後の二行は消そうと思って消し忘れて
しまいました(汗)
2013年08月23日 16:51
セとナさん、こんにちは。
「晴れ女のナさんが乗鞍岳に登っていたお陰で」
北アルプスの珠玉をほぼ掌中に収められました。
どうもありがとう

今回の荷物はそれほど重くなかった(ロープやカ
ラビナ、スリング、ツェルトなどのお助けグッズ
は終始背負ってましたが・・・)ので、
腰は持ってくれたんですが大腿四頭筋が根を上げ
る寸前でした。年齢は争えませんね。
2013年08月23日 17:24
デイダラボッチさん こんにちは
半月前のお○○美女達連れの荒川三山登山とは一転 男4人のジャンダルム登山の好天はきっとそのエスコートのご褒美ですね?!
絶景と青空バックの皆の笑顔で自分までもが嬉しく思います。
何度も踏破してる天狗沢登山ルートでも破線コースと決めて前日に下見実行
お陰で30代のお兄さんを「変なおじさん」に変身せずに済んだようで… その青年 きっと何処かで感謝してますよ!
今迄もこのような地道な行動の裏付けがあって始めて雨巻家族の登山を無事ガイドしてきたのだと改めて感謝しています。 Kでした。
ヤホホ
2013年08月23日 18:04
しばらくblogが更新されていないから心配しちゃいました(>_<) ジャンダルムに行かれていたんですね。お元気になられて良かったです。
同じ日、将来の登山家と唐松岳に一泊で行ってました。不帰ノ嶮を見てきました(来年は縦走するぞ)と・・ジャンダルム、チョッとハードルが高いですが、まだまだ挑む山があって(*_*)
テル&タカ3
2013年08月23日 18:28
デイダラボッチさん お世話になりました
天気よし、景色・花にめぐまれ最高の山行
でした。そして準備(下見)の大切さを
実感させられた山行でもありました。
コブ尾根の頭に立った時デイダラボッチに
促されて見たジャンダルムと槍ヶ岳の絶景
は忘れられません。(ジャン・コーヒー
の味も)素晴らしい時間を共有させていた
だいた仲間に感謝します。機会がありまし
たらまた宜しくお願いします。その2楽し
みにしています。
芋虫
2013年08月23日 19:39
ありがとうございました
絵葉書の中をあるいて居るようでした。今でも夢の中のようです。同行の仲間にも恵まれ最高にうれしい時間でした。いろいろ学ばせていただきました。
 感謝、感謝、感謝です。
2013年08月23日 19:46
Kちゃん、こんばんは。
私は常々、デイダラボッチの大胆さとコロボック
ルの繊細さを併せ持って行動するよう、そしてま
た、均等に与えられたフィールドに自分なりの物
語や記憶を刻むよう心がけて歩いています。
山歩きは、安全と危険・感動と落胆が全て隣り合
わせです。それらがいつも前者であるよう念じつ
つ自然に親しませてもらいましょう。
2013年08月23日 20:04
ヤホホさん、こんばんは。
コルセットを放すことができない腰の不調とは、
35年もの付き合いなので恐れてはいないし、
それなりに山にも登ってます。それに、70才を
過ぎても我が家のカレンダーは日々塗りつぶされ
ているといった状態で元気イッパイです。
涼しくなると活動も更に活発になるので、雨巻山
情報と山レポをビシバシ発信していきます。
2013年08月23日 20:25
テル&タカ3、こんばんは。
天気・景色・岩と花、穂高が有する全てのものと
家族に恵まれた稀有とも言える山行でした。

岳沢起点の周回コースは手ごろでいいけど、来年
は久しぶりに、奥穂と西穂をつないでダイナミッ
クに歩いてみてもいいですね。今、何かそんな気
がしてきました。新穂高物語が生まれるかも。
2013年08月23日 20:40
芋虫さん、こんばんは。
喜んでもらえて何よりでした。
絵葉書の中・夢の中・仲間に恵まれ・嬉しい時間
・いろいろ学び・そして感謝!感謝!
芋虫さんの言葉には私が山歩きに求めているほと
んどの言葉が散りばめられているようです。
最後の「感謝!」は、自然に対する謙虚な態度の
発露かと。いつもそうありたいものですね。
和子&徹也
2013年08月23日 21:17
デイダラボッチさん 天候に恵まれて最高でしたね。
上級者のコースを楽しまれましたね。
展望が最高、行ってみたくなるルートです。
体力付けておきますので誘って下さい。
くに
2013年08月23日 21:35
絶景絶景絶景。
そしてその中での皆さんのすばらしい笑顔。
なんだか私も皆さんの満足感、達成感が伝染
してくるようでした!
みー猫
2013年08月23日 22:02
こんばんわ、良いお天気で最高でしたね。
このエリアには入ることはないだろうと思ってましたが面白そうですね。興味が沸きました。マークがあるのですね?てっきり何もないものと思ってましたので・・・腰のほうお大事になさってください。良いもの見させていただきました。
のんびり夫婦の山遊び
2013年08月23日 22:49
デイダラボッチさん、こんばんわ!
天気に恵まれ、最高の展望、素晴らしいし
絶景、楽しませていただきました。
私達もカフェ・ジャンダルムのコーヒーを
楽しみたいところですが、ナビにデータを
ダウンロードできそうにありません。
本当に素晴らしい山行でしたね。
2013年08月23日 23:02
和子&徹也さん、こんばんは。
上級者コースには違いないだろうけど、奥穂から
西穂あるいはその逆を歩くことを考えると天狗沢
ルートはすごく手軽です。アルプスが初めての家
族がいたけど「1に注意!2に注意!」以外は何
も言わずに歩きぬきました。機会が合えば是非!
イケちゃん
2013年08月23日 23:08
デイダラボッチぃ~
みんな無事おかえりなさい

みんなカッコいいo(^_-)Oよ‼
またまたやりましたね
ジャンダルムいってみたい😉
でもその前にブログの写真の
トンガリ山登頂めざさします!
また、ふかふかの歩きやすい雨巻山に遊びに行くよ(^.^)
今度は木かつぎあげるからね!
腰お大事に(^_^)
2013年08月23日 23:11
くにさん、こんばんは。
くにさんが感じてくれたように、このコースを歩
くと満足感と達成感とに五体も五感も満たされま
す。1泊2日の山旅で得られるものとしては質が
高いんじゃないでしょうか。本格的に伝染するこ
とを望んでます。冗談でなく。
2013年08月23日 23:24
みー猫さん、コメントありがとうございます。
私はGPSを持っていないし経験もないので、薮
や沢には手が届かない(興味はあるんですが)。
でもこのエリアにはマークどころか要所には鎖や
ボルトまであるので、その手の人(?)にとっては
チョロイです。稜線通しなので道迷いもないし。
売りはやはり「岩壁と絶景!」ですかね。
2013年08月23日 23:32
のんびり夫婦の山遊びさん、こんばんは。
私たちは年間計画で動いているので雨に降られる
確率は低くありません。今回は相当に恵まれまし
た。余りにも天気がいいので「もう1泊しよう」
で話がまとまりもしました。でも「翌日は雨」の
情報を入手したので結局は1泊2日。
あの山域に出かけたら2~3泊はしたいですね。
2013年08月23日 23:43
イケちゃん、こんばんは。
1人だけ若手がいたので平均年齢66才に下がっ
てるけど、中々カッコイイ高齢者でしょ!?
何せみんな好奇心旺盛な家族ばかりだから。
それはそうとメール見てくれた?実力も車も宿も
全てOK。後はイケちゃんの休みの都合だけ。
イケちゃん
2013年08月24日 00:22
デイダラボッチさん

平均年齢66さいとは‥‥
すばらしいです(^○^)
みなさんに負けないようにシャキッとビシッと若々しくカッコよく山楽しみます🌁
メールの件ほぼ🆗だけどあらためて連絡しますのでよろしくお願いします。(早目に)
2013年08月24日 08:41
イケちゃん、おはよう。
忙しくてその2が中々仕上がりません
今日もこれから家族総出で駐車場から峠コースへ
資材移動してくれます。大雨で傷んでしまったの
で、とりあえず猪転げ坂を補修しようかと。
デイダラボッチはブログ作りを理由にサボリだけどね。

とんがり山=槍ヶ岳か~。1日過ぎてから気付い
たよ~。こんな年寄りをよろしくね。

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