裏越後三山(越後駒ケ岳・中ノ岳・荒沢岳)周回:その1

【10月13日 荒沢岳登山口~道行山~駒ノ小屋】

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中ノ岳手前からの越後駒ケ岳

真岡4:00発~真岡IC~小出IC~荒沢岳登山口(759m)6:45着7:10発
~石抱橋~明神峠分岐~柳沢林道登山口(825m)8:20着8:25発~
道行山(1298m)10:00着10:05発~小倉山(1378m)11:00着(昼食)
11:20発~百草ノ池12:00発~駒ノ小屋(1890m)13:20着(小屋泊)

越後(魚沼)駒ケ岳+中ノ岳+八海山が言わずと知れた越後三山。
その内の一つ、
修験者の山八海山を奥只見の名峰荒沢岳と差し替えたものが裏越後三山です。

越後三山周回は2回裏越後三山周回も1回経験していることだし、
越後駒ケ岳や荒沢岳の単体登山は2度ずつ経験しています。
なので今回の企画は特段目新しいものではありません。
にも関わらず今回は「先棒振りから後棒へ」、
要警戒の腰の不具合と2週間近くも引きずっている風邪、
など立場の違いや体調面での不安材料満載の旅の始まりとなったのでした。

移動中の車乗降のノロノロした一挙手一投足に
「デイダラボッチは果たして歩けるのか知らん?」
と今回のリーダーであるテルちゃんからはは危機感を抱かれる始末。

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荒沢岳登山口にて

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私たちの他にも6~7台停まってましたが、全員荒沢岳ピストンのようです

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車道脇の秋の実

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「銀の道」の説明書き

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石抱橋を渡ってすぐ左の車止めチェーンを跨ぐとこの石碑に出合います。
開高健(かいこうたけし):文筆家であるとともに釣師としてもよく知られ、
「キャッチ・アンド・リリース」(釣った魚を川に戻す)思想を広めた張本人。
一切名詞がが入っていない珍しい名前を気に入っていて、開高健を
「かいたかけん=書いた?書けん」と変り読みすることを好み「Ken」との
サインも。奥只見湖=通称・銀山湖も開高健の命名だとか?

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「河は眠らない」建立について


北ノ又川沿いを暫らく歩くと柳沢林道に合し銀の道二合目を分けます。
銀の道は記述通りに明神峠を越え駒ノ湯へと続いてますが、
私たちは更に林道を詰めていきます。
1ヶ所橋が流されていたので石を大量に投げ入れて渡渉成功!

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道脇には戴きごろのアケビがたわわ。味わっては種をペッ!ペッ!

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銀の道標識

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瑠璃色の宝石のようなサワフタギ(沢蓋木)がそれこそたわわ

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同上。茂った枝が沢を覆い隠すかのように見えるのでこの名があるとか?

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淡紅色のマユミ(真弓)。昔この木で弓を作ったのでこの名があるとか?
個体差があるらしく濃紅色も含めて私たちの眼を射ました

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眼にも喉にも美味しい岩清水

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越後駒ケ岳と中ノ岳をグル~ッと周回してこの荒沢岳から登山口に戻る、
私たちにとっては2泊3日の大計画です

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北ノ又川と色づきだした木々、そして峰々

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文句ないシチュエーションに包まれてルンルン林道を行きます


見落としてしまいそうな小さな標識が道行山への登山口。
白沢を渡ったり薬研堀を歩いたりするのでスパッツを装けてもらいます。
さあ!ここからが本当の意味での登山開始です!

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柳沢林道登山口にて準備

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登り始めるとようやく秋色に出逢います

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同上

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薬研堀の始まり。この付近は石交じりなのでまだよし。土だけになると・・・

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道行山山頂。青空が消えてしまいました

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同上から見下ろす銀山平と奥只見湖には紗がかかり、既に右手の荒沢岳は
ぼんやり。越後駒ケ岳や中ノ岳の山頂も雲の中でした

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山頂から1分下ると枝折峠からのメイン登山道と合します

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24年度(上部は25年度)の整備事業で、薬研堀や田圃のような泥濘は見事
掻き消えて快適な登山道に変身していました。感謝!感謝!
この登山道で大勢の仲間に出会いました。百名山のメインコースですからね。
因みに道行山までは熊にも人にも全く出あいませんでした

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駒ノ湯分岐の小倉山(1378m)にて昼食。この後雨に見舞われてしまったので、
1枚の写真もありません。残念!


標高差1131mの雨中の駒ノ小屋到着は決して楽なものではなかったけど、
鼻水グチュグチュながらも腰が泣き出すことは一時もありませんでした。
テント泊を断られた満席の板の間で思いました。
「山は、自然は、やはり天下一の名医だ!」



【10月14日 駒ノ小屋~越後駒ケ岳~中ノ岳避難小屋】

駒ノ小屋5:05発~越後駒ケ岳(2002.7m)5:30着(ご来光)5:55発~
グシガハナ分岐6:15発~天狗平(1729m)7:00着(朝食)7:40発~
檜廊下(1866m)8:40着8:45発~4合目石柱(1901m)9:55着10:00発
~中ノ岳避難小屋(2085m)10:55着(昼食)12:00発

前日夜中の22時に暗闇に出てみると僅かながらも星が瞬いていて、
長岡市の灯りが輝いていて、
水場の流水は凍て付いていました。

私たち5人がこの日最初の越後駒ケ岳登頂者でした。
黒と黒とのグラデーションのスカイライン上空は既に朱に染まりだしています。
空気凛々ながらも心を温かくしてその時を待ちます。
管理人は5時40分と言ってましたが5時50分過ぎに来光が射しました。

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越後駒ケ岳。ご来光前の奥只見湖を覆う雲と会津駒ケ岳(中央)

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同上より双耳峰の燧ケ岳といびつな格好の日光白根山と平ケ岳の一部

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同上より中ノ岳

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同上より八海山(1778m)

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越後駒ケ岳山頂にて

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同上より遠く日本海側に浮かぶのは米山?

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同上よりのご来光と荒沢岳。左会津駒ケ岳・右燧ケ岳

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同上から見下ろす駒ノ小屋。テントがイッパイ見えます。断られたのは
空きスペースがなかったからでしょうか?


ご来光とその前後だけ瞬時賑わった駒ケ岳にいとまごいをします。

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駒ノ小屋から登ってきた時の駒ケ岳と中ノ岳分岐標識。4人はここにザックを
デポして山頂に向いましたが、寒がりの私は背負っていきました

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裏越後三山縦走に向けて駒ケ岳を出発

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右手八海山

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正面中ノ岳へ

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八海山とグシガハナの大岩壁

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八海山とグシガハナ(1811m)

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八海山をアップで

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振り返り見ます。奥の小さなカッチ(突起のこと)が駒ケ岳

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グシガハナ稜線。八海山神社里宮を起点に時計回り越後三山周回をすると、
花と岩とが織り成すこの爽快な尾根を歩くことになります

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昨日雨の下あくせく歩いた尾根が見えてきました

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中ノ岳と、祓川から突き上げる御月山(1821m)

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御月山と八海山

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でっかい中ノ岳と4人の家族

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何度も何度も振り返り見ます。ちょっとした角度や高度の違いで風景も色も、
リタッチされたほど大きく変化するので・・・

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同上

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同上

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逆光で撮りにくかった荒沢岳にようやくカメラが向きました

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越しきし紅葉の峰と荒沢岳

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荒沢岳

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同上。ちょっと歩くだけで大きく変化

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中ノ岳避難小屋に到着


その2へ

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この記事へのコメント

ヤホホ
2013年10月17日 08:44
天気が良いことが一番かも知れませんが、この絶景を見たら最高\(^-^)/の時間を得られたんですね。越後駒ヶ岳をピストンで残雪の時に登りました。お花が綺麗ではしゃいでしまいました。越後三山、挑戦してみます。裏越後三山はまた次の課題です。どんな条件でも、山は魅力的で楽しんでしまうんですね。山を知り尽くしているからでしょうが、鼻水も腰痛だって治してくれちゃうんですものね。
必至に登った五竜岳も最高の思い出になりました。
のんびり夫婦の山遊び
2013年10月17日 10:13
紅葉の中、素晴らしい稜線歩きを楽しまれ、
体調も回復されて良かったですね。
この方面はヒメサユリを見に浅草岳を歩いた
きりですが、良い山が多いですね。
デイダラボッチさんは山、花、木々ばかりで
なく歴史にも詳しいので、勉強になります。
その2、楽しみにしています。
セとナ
2013年10月17日 13:25
デイダラボッチさん、こんにちは。
いいね~
裏越後三山・・・よく理解出来ました。
やっぱり荒沢岳かっこいい!
全部単体でしか登った事がないので次は絶対これだ~
って思いました。
2013年10月17日 13:36
ヤホホさん、こんにちは。
いつもだと越後三山も裏越後三山も中ノ岳避難
小屋泊の1泊2日でやりますが、これはキツイ!
今回のような2泊3日がベターだけど、越後三山
の場合はテン場がないし小屋が離れすぎていて
バランスが悪すぎる。計画する時に連絡をもらえ
れば何らかのお役に立てると思います。
鋭意その2に取り掛かります。
2013年10月17日 13:52
のんびり夫婦の山遊びさん、こんにちは。
私にはお2人のような写真の技術もないし、この
ブログには20000字以内の制限があるので、
作り終えてから文章と写真の削除をしてばかり。
まともなブログには仕上げようなしです。
日々小分けにアップすればいいのでしょうが、
天気の良かった中日は見てもらえても初日と
最終日は「何だこりゃ!?」になっちゃうしね。
懲りずにその2も見てください。
2013年10月17日 14:05
セとナさん、こんにちは。
荒沢岳山頂直下と前嵓の岩場を下りながら、
ナさんのお転婆振りが脳裏を過ぎり続けました
4年ぶりの岩場は新鮮だったけど「初心者や
高所恐怖症の仲間は絶対に連れて行けない!」
しみじみそう思いました。
次是非とも周回してみてください。
飯豊もいいけど裏越後三山もイイデ~!
ヤホホ
2013年10月17日 17:21
山の計画は、登山ガイドブック・blogを読んで決めています。(こんなルートも歩けるんだ)デイダラボッチさんのblogを参考にさせて頂いてます。独りの時は、百名山は安心できたりするんでメジャーなルートを。是非ともご伝授ください。よろしくお願いしますm(__)m
ハッちゃん
2013年10月17日 19:42
こんばんは。
今回の裏越後三山もとっても楽しかったです!そして、大変お世話になりありがとうございました。テント泊・山食・絶景等々、楽しい思い出が沢山できました。行く前は、裏越後って??でしたが、ネットで検索していく中で、長いコースだなあ~ついて行けないのでは?!とか、前嵓?とんでもない岩場だ!とか不安ばかりでしたが、思えば、経験不足の私には、皇海山も不帰の瞼も同様だったわけで、デイダラボッチがいるし、テルちゃんもいるしで思い切って参加させていただきました。結果、やっぱり行って良かった~!駒ガ岳から中ノ岳、荒沢岳と稜線歩きはより山がダイナミックで、目指す山を見ながら感動連続でした。
帰ってから描いてみようかな?とパチパチシャッターを切ったものの、私の画像は何ともピンボケ(構図が決まらないのです)。デイダラボッチの写真はいつも思うのですが、構図が決まっているんですね。凛とした構図というか・・・絵画も写真も同じだけど、私のは、何を撮りたいのか?目的がしっかりしていないのでは?と実感です。前嵓レポも楽しみです。
くに
2013年10月17日 21:11
なるほど~、越後三山に対して裏越後三山というのですね。
私もこの縦走をやろうと考えていました。
ぐるっと周回できますものね。
でももう来年に持ち越しです。
このレポでしっかり勉強させていただきますね。
2013年10月17日 21:28
ヤホホさん、こんばんは。
今年のヤホホさんの山行履歴をひもとけば実力の
程が知れます。伝授なんておこがましいけど、
何かお手伝いぐらいはできそうです。
27日を楽しみにしています。
2013年10月17日 21:44
ハツちゃん、お世話になりました。
1日目と3日目の午後、お日様に機嫌を損なわれ
てしまったけど、腰と風邪の機嫌だけは治まって
くれたので本当に助かりました。裏越後三山縦走
は肉体的にも精神的にも侮れないコースだから。

ハツちゃんにとって、懐が膨れ引き出しが増えた
結果になったのであれば、同行した者として幸せ
に思います。また何処かへ!
2013年10月17日 21:55
くにさん、こんばんは。
私の地図は2005年度版なので裏越後三山は
載っていませんが、最近のものには詳しく載って
ますね。大倉の八海山神社里宮起点の越後三山
も周回ができていいけど、私は裏が好きです。
東北の山が好きなくにさんだから、越後の山も
キット肌に会うと思います。是非!是非!
テル&タカ3
2013年10月17日 23:04
デイダラボッチさん、ほんとにほんとにお世話になりました。
石抱橋から見えた、あーんな遠くの荒沢岳まで。気の遠くになりそうな遥か彼方の山頂まで辿りつくのだろうか?の思いで登り始めました。が、目いっぱいではありましたが登って下る事ができました。特に岩場の下りはスリル満点!!眼下を見下ろしては、自分にこんな力があったなんて・・・・・大技を成し遂げた気分でした。ありがとうございました。
2013年10月18日 08:18
テル&タカ3、おはようございます。
車の乗降にさえ苦労していた腰でよく歩き抜けた
ものだ、と我ながら驚いている始末。4人の家族
に迷惑をかけずに済んで心底ホッとしてます。
それもこれも裏越後三山が持つ水・森・岩・草原
・大岩壁といった総合的な包容力と、山また山の
大展望や家族力が自分を励まし包み込んでくれた
からだと感謝してます。地図を見れば一目瞭然、
無駄をそぎ落とした無理のないルート設定は雨巻
山に通ずるものがあって、何度でも通いたくなり
ます。逆バージョンも考えられますね。
和子&徹也
2013年10月18日 18:29
デイダラボッチさん、テル&タカ3、サッチーさん、ハッちゃん素敵な裏越後三山羨ましいです。
此方は、天候に嫌われて今月は何処にも行けてないです。
来月の奥久慈に期待です。
2013年10月18日 22:54
和子&徹也さん、こんばんは。
私たちの山行は先に計画ありき。だから雨に遭う
確率は高いです。今回の裏越後三山は「12日
から16日までの天気のいい日に」だったのに、
結果は中日が晴れただけで前後とも午後は雨。
天気だけはままなりませんね。

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