八幡平(日本百名山・花の百名山)と秋田駒ケ岳

           7月12日(土)~13日(日)
          森と花と湖沼群といで湯巡り
            東北の名山2座を逍遥


   八幡平(1613m)・秋田駒ケ岳(1637m)

岩手と秋田の県境を形成する八幡平は、アスピーテ型火山の
   高原大地で、たおやかな山稜が大きな特徴である。
  秋田駒ケ岳は花と火山の山で、秋田県の最高峰である。
 広大な火山砂礫原にはコマクサの群生を見ることができる。

ウィンズワールドhttp://www.winds-world.comのホームページより

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横岳への登りから振り返り見る秋田駒ケ岳最高峰女目岳(男女岳)

【7月12日 八幡平逍遥~乳頭温泉郷】
ウィンズツアーの集合場所は佐野文化会館、ICI石井スポーツ、
第2大晃ドライブインの3ヶ所。
どこか1ヶ所だけだと不便この上なく、さりとて某旅行社のように
5ヶ所も6ヶ所立ち寄っていたのでは出発までに2時間以上要して
しまいますから、ウィンズの方式はごく妥当に思えます。
西や南(長野、静岡、山梨、富山など)に向かう場合は宇都宮が始
発になり、今回のように東北に向かう場合は佐野が始発になります。
今回は後者のケースですから、文化会館2:00発~ICI3:00発~
第2大晃3:30発とスムーズな流れで茶臼岳登山口(1360m)
には9時少し前に到着しました。

それぞれが早寝を心がけベストな体調づくりには留意していた筈
です。でも暗闇をつんざいて突っ走るバスの中では熟睡などままなり
ませんから、寝不足と倦怠感が身体を苛んでいることは否めません。
寝不足の虚ろな眼は高原の冷気が醒ましてくれます。
さらに筋肉という筋肉、関節という間接全てをビリビリ、ギシギシ解き
ほぐして身体を目覚めさせ、頬にも一発入れてから9:15出発
しました。
“千里の眺望”とは言いがたいものの願ってもないような好天です。

辺りは既に1360mの高みなので、ミヤマオダマキやハクサンチドリ
が群れています。
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「どんと晴れ」で一躍有名になったハクサンチドリが無数に観られます

緩く緩く登り、ユックリユックリ歩いて茶臼山荘10:00着
キレイなトイレをありがたく使わせていただいてから、指呼の距離
にありながら八幡平を一望できる茶臼岳(1578m)に登りました。
そこには期待に違わぬ絶景があり、みなさん大はしゃぎ、大喜び!
それもそのはずウィンズデビューの仲間が5人もいたのです。
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僅か5~6分わき道にそれれば別世界が広がっているものです
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茶臼山荘:トイレはチップ制。当然のことです

茶臼山荘10:45発
山荘から黒谷地湿原までは沢状の石ゴロ道を緩く下ります。
捻挫と水ポチャには要注意の道です。
黒谷地湿原11:25着
ここで湯を沸かし花の香を運ぶ風に吹かれながらの昼食としました。
「美肌の水だよ」
なんてデイダラボッチの言葉にうまうまと乗せられて“熊の泉”
我先に汲みに行ったり、咲き競う色とりどりの花を愛でたり、
時の流れに身をまかせながら、
豊かな自然の精気を身体イッパイに取り込みました。
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ニッコウキスゲ:一日花であることが悲しい。故に美しい
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ミヤマキンポウゲ:アチコチで大家族を構成しています
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ミツガシワ:湿地の主役はイワイチョウだけど地塘の主役はお任せあれ
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キヌガサソウ:貴人に緑の傘を差しかける・・・。群落もありました
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ムシトリスミレ:ロゼット状の葉が特徴的だが花もかわいい

黒谷地湿原11:15発 源太森13:00着 13:05発
黒谷地湿原を後にして歩を進めると、ベニバナイチゴやシラネアオイ
などを目に納めながら再び緩く登って、八幡平展望台の源太森に
到着します。メインの通りから僅か1分のこの場所にさえ立ち寄ら
ないトレッカーの多さにはガッカリさせられます。
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ヒナザクラ:東北地方にだけ観られる花。楚々とした風情がイイ
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源太森:たおやかに波打つ八幡平と湖沼が一望の下

源太森から眺めた湖沼中最大の八幡沼に向けて、風に吹かれ、
花の色香に溺れながらそぞろ歩きます。

この山旅は当初、足慣らしを兼ねたオープン参加だったのですが、
Y田ボスが裏銀座の下見に出かけてしまったことから、
急遽H谷アドバイザーをCL、デイダラボッチをSLとして編成された
ものでした。そのY田ボスが作成したコースタイムは間延びしていて
「どう歩いたらこれだけユックリ歩けるだろうか?」
とH谷CLともども首をひねったものでしたが、
「風の吹くまま気の向くまま・・・」
いつしかそのコースタイムをも大幅にオーバーしていました。

源太森から30分丁度で八幡沼畔の凌雲山荘着。
ここで再びトイレを借用し、またも緩く登ると“これぞ展望台”
の称号を授けたいほど秀逸な展望台に14:00到着しました。
アオモリトドマツやダケカンバが織り成す樹海がその名の通り大海
で、八幡沼やガマ沼が大海に浮かぶ小島といった風情に感嘆!
しきりです。

展望を楽しみ尽くしてから八幡平山頂(1613m)へも、山頂から
見返峠駐車場へも指呼の距離ですから、気まま旅は益々歩調を
緩めたのでした。
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“これぞ展望台”にて
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八幡平山頂展望台:周囲の樹林が伸びてしまって展望は薄い

1時間遅れの15:30駐車場発
乳頭温泉郷の孫六温泉には17:15着
秘湯中の秘湯で夢を結んだのでした。


【7月13日 秋田駒ケ岳夢徘徊】
くつろぎの一夜を過ごした孫六温泉を後に、秋田駒ケ岳マイカー規制
にしたがって“アルバこまくさ”に向かいました。
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乳頭温泉郷最奥の孫六温泉

私たちのバスは8合目まで入ることができますが、すれ違いが困難な
ため路線バスの後にピッタリ着いていかなければならないからです。
7:07発のバスは計4台出ました。その後ろに私たちのマイクロバス
や沢山のマイカーが数珠をつなぎます。

前夜や早朝の規制時間外に上ったマイカーで駐車場は満杯。
その片隅にどうにかマイクロバスを押し込み、周囲の人たちが感心
して見つめるウィンズ体操を披露?し、8合目登山口7:55発
秋田駒ケ岳夢徘徊の山旅の始まりです。
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ユルキャラのY田ボス考案の体操。理にかなっています
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過去2回お世話になったことのある8合目避難小屋

8合目の登山口からも見えている男女岳を大きく巻きながら、
反時計回りに登っていきます。歩き始めるその第1歩から既に
ハクサンチドリなどの花が豊富です。
私の大好きな本邦第1級の花の山。なのに
「あの山やこの山が日本百名山であり花の百名山なのに、
何で秋田駒ケ岳がどっちにも選ばれていないの?」

まあ、それぞれの人たちの感性によって好き嫌いはあっても、
山に順位をつけること自体私は好まないのでどうでもイイけど・・・。
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マルバシモツケ:シモツケの名がうれしいですね
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ヨツバシオガマ:花畑の赤色をエゾツツジと共に担っています
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エゾツツジ:色と言い形と言い息を呑む美しさです

ユックリ歩いて丁度30分、片倉岳展望台から田沢湖を見下ろします。
岳とは言ってもただのコブでしかありません。でもその眺めは1級です。
真上には青空があり、中間には白い雲が漂い、丸い湖の対岸からは
辰子姫が手を振っているのが見えました(また大げさが始まった!)。
阿弥陀池9:15着
ユックリすぎると思えますがこれも予定通り。順調なペースです。
この山は、立ち止まって花と会話することに意義があるのですから。
阿弥陀池避難小屋でトイレを使わせてもらってから
阿弥陀池9:30発 男女岳(1637m)9:45着 9:55発
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山頂と青空目指して仲間たちが登っていきます
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男女岳山頂:苦少なくして楽多し。タッノシ~ッ!

山頂からは360度の眺望がありました。
でも、真上は青空なのに薄い靄が中間にかかっていて、ヘッポコ
写真屋に上手く写せる道理がありません。駄文にてご勘弁を。
北に女性の寝姿の八幡平があり、チョッピリ尖ったところが乳頭山。
時計回りに目を凝らしていくと笹森山と湯森山の真ん中に一際高く
盛り上がっているのが岩手山。
一瞬、こちらを乳頭山と間違えてしまったほどです。
暫らく雲を追っていくと、雲を突き抜けて端正な姿を見せているのが
早池峰山。眺める角度によって随分と容が違うようです。
更に首を振れば男岳の左手に、未だ雪を頂いた鳥海山の艶姿が
ありました。
早池峰山も鳥海山も、恋焦がれて何度通いつめたことだろうか・・・。

阿弥陀池10:00着 10:15発
阿弥陀池に戻ってから横岳を経由して焼森に向かいます。
降られる心配はコレッポッチもなく時間的余裕も十分すぎるので、
それ以降時間という観念はかなぐり捨てることにしました。
横岳稜線からは“馬場の小径:ムーミン谷”が見下ろせます。
一直線に伸びた木道を、大勢の仲間たちが行きかっているのが
見えました。でも既に残雪は消え、妖精が群れ遊んでいるような
一面チングルマの花畑は見てとれませんでした。

国見温泉に続く横長根(尾根)の大焼砂(黒い砂礫帯)にも、大勢の
仲間の姿が見えました。コマクサ、イワブクロ、タカネスミレの楽園
だからです。私たちも焼森のコマクサを楽しみに歩を進めました。
その途中も花がイッパイです。
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ミヤマダイコンソウ:ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマ
ダイコンソウは遠目には皆同じ。サッパリ区別がつつきません
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ウサギギク:あなたは山の上の小さなヒマワリ
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(コ)ミヤマハンショウヅル:ベニバナイチゴと並んで私の
大好きな花。地元の花案内には丁寧にも(コ)がついていました

10:30焼森(焼砂)の端につきました。
「ワオ~~~!」
咲いてます。咲いてます。憧れの花が。
私たちは時間に捉われず、黒い砂礫にピンクのコマクサ一色という
夢の世界を徘徊しました。
「スゴイ!」「スゴイ!」
と言いながらアッチにウロウロ・・・、コッチにウロウロ・・・。
(決してヨロヨロではありませんぞ!)
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コマクサ:またヤッチャッタ。絞りをアンダーにし過ぎて
このザマ。数字が見えないんだから・・・モウ!

ついでにこの楽園に抱かれながら昼食を摂ることにしました。
今朝7:00に“アルパこまくさ”まで届けてもらった、
出来立てホヤホヤ“夢の世界専用特製弁当”です。
他に類を見ない特設ロケーション、夢の世界専用特製弁当、スープ、
コーヒー、各自持ち寄りの果物類、デザート・・・、
帝国ホテルのシェフだって逃げ出すだろうって!
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後姿にシアワセがにじみ出ている・・・かな?

焼森11:30発 登山口12:05着 12:55発 
“アルパこまくさ”で入浴 国見SAにて夕食

こうして、約60種にも及ぶ花々と東北の大自然を堪能した、
八幡平&秋田駒ケ岳の逍遥と徘徊の山旅は終わりました。
小さなバス(テレビもマイクもなし)での長距離走行。
今回のウィンズツアーは反省すべき問題を残したかと思います。
でも皆様の辛抱と協力をいただき、私自身心底楽しめました。
(添乗員が楽しんじゃってスミマセン)

皆様ありがとうございました。
次回もどうぞヨロシク~!です

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