雲竜渓谷

【1月27日 氷結・雲竜渓谷】

取付道路除雪前(27日)と除雪後(31日)に雲竜渓谷を訪れる
計画があった。
立て続けに2度出かける計画を立てたのは、
除雪前に仮に十分なだけの積雪があったとすれば、
30日に予定されている切込湖・刈込湖スノーシュー・トレッキング
の足慣らしに打ってつけだと考えたから。
除雪後の31日は仲間を誘って出かけたかったから。
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雲竜瀑布:雲の中の勇猛な竜を描いたものを雲竜という。雲竜瀑布と
いう名称はその様子になぞらえて命名されたのだろうが、
この日の雲竜瀑布にその面影は見い出せなかった

4時40分に起きるつもりで目覚まし時計をセットしたのだが、
例によって熟睡には程遠くしばしば目を覚ましてしまうので、
3度目の目覚めの3時30分には起きだしてしまった。
観るともなくテレビに目をやり、濃いココアで血の流れを高め、
4時25分発。
ゲート5時35分着。
真っ暗闇だし眠気もさしていたのでシートを倒して仮眠。
ウトウトしたらしい。
「バタン!」
隣に停まった車のドアの音に目を覚ましてみれば、
外は白々と明け腕時計は6時30分を指していた。
慌てふためいて6時35分発。
直進してから稲荷川の巨大堰堤を渡り左岸の林道を進んだ。
積雪量はゼロ!?
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巨大堰堤
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朝日に照り映える女峰山付近の山
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この堰堤を乗り越えてから右岸に渡り返す
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堰堤の上から筑波山・加波山・吾国山・雨巻山などが見える

右岸に渡り返してから林道を上って行くと広場(駐車場)に着く。
この広場から河原に降りれば沢伝いの雲竜展望台コースとなる。
私は往路は忠実に林道を辿り復路に沢コースを選択することにした。
林道はうねりながらグングン高度を上げていく。
積雪量は5cmほどか?
振り返ればナ・ナ・ナント!山の彼方に太平洋が見えた。
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日光から太平洋が見えるとは・・・、思いもよらないことだった

8時25分。1時間50分で雲竜展望台に到着した。
案の定水音は高く氷は細かった。
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自然の成り行きであれば許容するしかない

アイゼンを装着していると、ゲートで隣に停まった野田の仲間が
追いついてきた。
初めての雲竜渓谷だというので一緒に歩くことにした。
飛べる場所を探して水流を跨ぐ。
両岸から垂れ下がる、というより、
河原から突っ立ったような氷柱が眼前に迫ってくる。
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雲竜渓谷核心部への門口
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雲竜渓谷核心部への門口をちょっとアップ
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門口には“友知らず”というスリリングな門番岩が待ち構えている。
流れが凍り付いていれば簡単に通過できるが、直接凍て付いた岩を
越えるのは至難の業。この日はピッケルとアイゼンで氷を捉えて越えた

「ウ~ン、小さいな~」「いつもより細いな~」
私の嘆息をよそに野田からの仲間は、
「いろいろな場所でいろいろな氷を見てきたが、こんな見事な氷は
初めて!(山梨の)西沢渓谷でさへ足元にも及ばない規模だ!」
と感動で身震いしていた。
言われてみれば、私が初めて雲竜を訪れた時には似たような感激
を味わったんだったっけ。
何にでも通じるけど“慣れ”は怖い。

渓谷の核心部に踏み込んでしまうとメッタヤタラ氷柱と氷の塔だらけ。
どこそことかの説明は難しくなるので写真を羅列することに。
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氷瀑(氷柱)
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同上小アップ
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同上アップ
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氷柱いろいろ
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右岸の氷柱
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同上のカケラ山積
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右岸の氷瀑
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同上の下部をアップ

雲竜瀑布へ近付くには小さな滝を越える必要がある。
下部は白く盛り上がった氷、上部は透き通った氷の裏側に水流が
見えると言った具合の3~4mほどの滝だ。
12本爪のアイゼンとピッケルで挑んでみた。
1mほど登ったが、ビレイなしにピッケル1本で登ることは危険
過ぎるので、降参して左岸を高巻くことにした。
いつもなら雪と氷で鎧われているこの斜面は、
岩と土が剥きだし状態だった。
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雲竜瀑布を至近より
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同上アップ

野田の仲間が熱心に撮りまくっているので、
一足お先に帰路に就くことにした。
ヘボいコンデジとヘボい腕しか持ち合わせていない私が人並みの
写真を撮るには、他人には撮り難いアングルから撮ること。
そこで水流を飛び越え、水滴と氷のカケラがしきりに落ちる右岸の
崖下へともぐりこんだ。
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自然が造り出した巧まざる氷の芸術
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自然が造り出した氷の威容
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氷柱の裏側より
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崖下よりの氷柱と青空
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氷柱なのか氷塔(氷筍)なのか?
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奥の方にも沢山の氷塔(氷筍)が見える

期待を裏切る規模でしかなかったが、与えられた条件の中では
最大限に雲竜の大自然を堪能できた。
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雲竜渓谷のV字谷の中央に筑波山が見える

9時35分雲竜展望台を後にして沢コースを下る。
10時05分広場(駐車場)。
ここでアイゼンを外し林道を辿ることにした。
高巻いていたり曲がりくねっているので、
往路より少し遠回りになるのだが、
正面に筑波山や雨巻山を眺めながらの一人歩きはとても楽しかった。

結局、串刺し団子3兄弟の真ん中が抜けてしまった形のトレールを
稲荷川沿いに残して、10時50分ゲートに戻ってきた。

今晩ちょっとだけ雨が降るらしい。
それが凍り付いてくれたなら31日に期待が持てるのだが・・・。

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