みなみらんぼうの花の50名山

【3月16日 みなみらんぼうの花の50名山】

先般“ツール・ドましこ”を歩いた際にmim(ミモザ)さんから、
「“みなみらんぼうの花の50名山”のトップに
                雨巻山が載ってますよ」

と教えられた。
早速書店を覗いてみたが、田舎町の書店ゆえの悲しさ、
取り寄せとのことだった。
丁度1週間を要して、今日、待望の本が届いた。

私たち夫婦は子供は恵まれなかったから雨巻山が子供のようなもの。
この本は孫のようなもの。
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全221ページの10ページ(本文の第1ページ)に雨巻山が
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本文の第1ページと言うことは、巻頭を飾っていると言うこと

50名山の内の1山だけとは言え、そっくりそのまま抜粋したのでは
著作権侵害になると思うので、肝心要な部分だけ3分の1ほどを
拝借したいと思う。
お許しください。


 ジイとババの立ち話
 雨巻山 あままきさん  シュンラン

「どこか面白い山はないかなあ」と地図を広げてみることがある。
まだ行っていない所でいい山はないかなあ、と思って眺めるのだが、
この日は栃木県の益子町と茂木町の境界を中心として、
比較的大きく広がる山域が気になった。
ここの盟主は雨巻山(533メートル)である。
 この山は一時期ブナは伐採されるし、ゴミは捨てられるしで、
人々が山に背を向けた時期があったらしい。それを地元の自然愛好家
の人々が、コツコツと遊歩道を整備したり、清掃活動をするうちに、
再び美しく気持ちのよいハイキングが楽しめる山になったのだと言う。
 雨巻山は子供からお年寄りまで、安心して自然に浸れる自然公園の
ような山だ。里山のもつフレンドリーさがあふれている。花や小鳥や
新緑や紅葉など、手軽に誰もが楽しめるのがいい。こうした山は
ありそうで実はなかなか少ない。雨巻山は家族全員で楽しめる山だ。
(中略)
 シュンランの別名がジイババあるいはジジババと言うのだが、
この命名はとてもピッタリと言い当てているなあと思う。シュンランは
少し前かがみで、腰を曲げて立っているジイババにそっくりで、
二つ咲いているとジイとババがなにやら立ち話をしているように見えて
しまうのだ。
(中略)
 沢沿いの道からまず足尾山に登り、次はすぐそばの御嶽山。
それから尾根をずっと南にたどって行くと、猪転げ坂(ししころげ)と
いう恐ろし気な名前の坂道もあるが、今は道がジグザグに切ってあり、
転げることはないと思う。これもボランティアの人々のお陰だ。
 雨巻山頂上にはベンチがあり、ブナの森の中の頂上と言う感じだ。
(中略)
 山頂部には低山ながらブナの木がある。実は40~50年前の
雨巻山はうっそうとしたブナの森だったらしい。それが伐採されて
貧相になってしまったのだが、山頂付近に運よく伐採をまぬがれた
ブナの木があった。それから半世紀になろうとする今、その残った
ブナ達の種子から、ブナの若木が育ち、“ブナの雨巻山”という呼称
が復活し始めているのだと言う。
(後略)


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雨巻山の花として取り上げられたシュンラン(3月15日に撮影)
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同上:このような蕾もイッパイある

私たちが整備を始めた12年前と比べると、
山中を飾っていたジジババは、ジジババブームが巻き起こった
ここ5年間で10分の1に減少してしまっている。
私たちは何が何処にあるか大よそ承知しているので見つけられるが、
初めての人の目には触れ難い状態になっている。

みなみらんぼうさんも
 シュンランはかつてはどこの里山でも普通に見られた。今は盗られて
しまい、なかなか見られなくなった。シュンランは高山植物のコマクサ
と同じで、種から開花まで5年以上、長いものでは10年以上かかると
言われる。一度失われるとなかなか戻って来ない花である。
だからこそ、そっとしておいてほしいのだ。

と憂いている。

「どの花もねがいがあって咲く」
のだそうです。

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