庚申山-皇海山(鋸十一峰ピストンとコウシンソウ)

【6月19日 庚申山お山巡りコースとコウシンソウ】

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20日に家族が登った皇海山(薬師岳より)


益子6:00発~銀山平駐車場8:10発~一ノ鳥居9:20着9:25発~
庚申山荘10:55着(昼食後サブザックでお山巡りコースを反時計回りに歩き)
庚申山荘15:00着(レスキューテクニックと山食の勉強会・自炊泊)



銀山平からの味気ない林道歩きを終えると、緑したたる庚申の森に入ります。
「ファフィ~~~、気持いい~!」

スタコラサッサと歩いて庚申山荘に着きました。
コウシンソウ真っ盛り(の筈)なのに平日なので誰もいません。
1階と2階に男女別のスペースを確保してから各自昼食を摂りました。
さて、
重くなったお腹を抱え軽いサブザックを背負い、
コウシンソウ自生地まで花散歩としゃれ込みましょう。

山荘の裏手や周辺はクリンソウの見事な自生地だったのに、
ここ数年の間にシカの食害で激減し見る影もありません。
「ウ~ン、残念!」
左右の熊笹に目をやってショウキランを探しながらの登りです。
ショウキランは見つからなかったものの、
これまでの道程に散り敷かれたヤマツツジの状況から半ば諦めていた
シロヤシオが、パラパラとそれこそパラパラと葉陰に見出せました。


大岩を真正面に見て降り気味に右に回りこむとそこがコウシンソウの自生地。
その花は湿った垂直の岩をしとねにしてます。
少しばかり目立ちすぎるコウシンコザクラの陰で、
秘めやかで密やかながらも伸び伸び活き活きと陽光を浴びて背伸びしてました。
「・・・・・ウワ~~~!・・・・・」
初めての出逢いに興奮する仲間が少なくありませんでした。

何度撮っても失敗し、
何度愛でても飽きず、
後からやってきた2人+2人と一緒に4~50分も戯れたでしょうか。
翌日の鋸十一峰ピストンを控えているので予定ではここからのユーターン。
ところが
「お山巡りをしてみたいな~・・・」
との1人のつぶやきが耳元をかすめたのでオーバルコースに変更しました。
昨年までの「通行禁止」の看板も外されていたからです。


すぐに谷を跨ぐ吊橋を渡ります。
新設されたこの橋に私好みのミヤマハンショウヅルはからんでいませんでした。
橋もろともに谷底に墜ちてしまったのかな~?

修復されたとは言えお山巡りコースは一時たりとも気が抜けません。
「ホッペと口元は緩めながらも神経は研ぎ澄まし続けるんだよ!」
とか何とか生意気なことを言伝てしながら山荘に戻りました。

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小さい体に生命みなぎらせるコウシンソウ

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同上

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コウシンコザクラ:この花をコウシンソウと間違える人もいるとかいないとか

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ミヤマハンショウヅルは見当たらなかったけどヤマオダマキが

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険路

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お山めぐりの好展望地。端に寄る(高所恐怖症でない人に限ります)と庚申山荘が見下ろせます

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まさにめがね岩

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庚申の岩戸

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庚申山登山コースとお山巡りコースの合流点



【6月20日 庚申山-皇海山(鋸十一峰ピストン縦走)】


庚申山荘3:00発~お山巡りコース分岐3:40発~庚申山4:20発~
駒掛山5:10発~渓雲山5:30発-~薬師岳5:55着6:00発~白山6:10発
~鋸山7:25着7:35発~不動沢のコル8:20着8:30発~皇海山9:20着
9:45発~不動沢のコル10:25発~鋸山11:10着11:35発~
白山12:50発~薬師岳13:00発~渓雲山13:25発~駒掛山13:40発~
見晴台14:20着14:40出発~庚申山14:45発~庚申山荘16:00着
16:20発~一ノ鳥居17:20発~銀山平18:30発~
かじか荘(温泉)19:30発~益子21:30着



2時に起床しコーヒーを淹れホットサンドを焼いて朝食です。
この早朝だというのに次々に手がでてみんな口モグモグ。
何せこの日は皇海山ピストンの12時間の長旅が予定されているので
「腹が減っては戦はできぬ」の思いなんでしょう。

昨日降った道を分岐まで登り返し、
コウシンソウ自生地を見送り、
庚申山の見晴台でヘッドランプを外しました。
早暁の空をヒダさえも見えぬ影絵の皇海山が限っています。

その昔は修験者だけが足跡をしるし、
最近でも男女を問わず猛者だけが訪れる険路に踏み出しました。
でも道はさほど険しくも悪くもありません。
最小限の手入れしかされていないので時々笹薮に阻まれることはありますが。

御岳山~駒掛山~渓雲山(岳)~地蔵岳と至極順調に進んできました。
ところが燃費の悪い数人に早くもエンプティーランプが点滅。
鞍部の広場で休憩を告げると炭水化物燃料の補充に余念がありませんでした。

薬師岳到着。
ここまでは鋸十一峰の序の口なのでみんな「屁の河童」の表情でしたが、
1人だけが目くらみを訴えたので計画を再構築することにしました。
幸いなことに庚申山-鋸山と不動沢-皇海山の経験者が数人いました。
そこで要点だけを説明して予定コースを進んでもらい、
体調不調者と私はツェルトを張っての待機となりました。


薬師岳から降り始めると序二段や十両を飛び越えて幕内まで一気昇段です。
幕内の壁はさしものお転婆~たちにもキツイようなので、
白山を攀じる小さな姿に応援を送り続けました。

薬師岳周辺にはシロヤシオやアヅマシャクナゲが見られます。
コウシンコザクラやミツバオウレン、キバナノコマノツメもありました。
「みんなはハクサンイチゲに出逢えたかな~」

雨具を着込んでいてさえ寒気がするというので、
歩いて身体を温める方向に活路を見出し下山を開始しました。
時間はタップリあるので体調に照らしながら花を愛でながらユックリ歩きます。
ユックリ歩くと普段見えないものでも目に飛び込んできます。
「あ、あ、あ、あった~~~!$@£§¢・・・・・」
とうとうショウキランに逢えたのでした。


山荘に戻って睡眠をとってもらっている間に、
周辺をくまなく散策しましたが再びショウキランに逢うことはありませんでした。
時間を持て余してしまったので1人でロープワークの勉強を繰り返します。
本を読むことも映像を見ることも大切だけど、
実際にロープやスリングやカラビナを駆使すると身体が覚えてくれますからね。

順調に歩いていれば庚申山荘15時着なので、
途中ですれ違うべく14時に山頂に向いました。
すると14時50分頃庚申山頂直下でニコニコ笑顔に会うことができました。

コウシンソウを愛でて・・・
ショウキランも愛でて・・・
かじかの湯で汗を洗い流して・・・
満足満足で家路についたのでした。

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庚申山頂はまだ眠りの中

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庚申山頂からの早暁の皇海山。近くに見えるのは鋸山で右に折れているから

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それほど悪い道ではありませんが笹刈りはされていないので・・・

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道中のシロヤシオ

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鋸十一峰縦走コース

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薬師岳にて

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薬師岳までに見られた標識:御岳山
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同上:駒掛山
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同上:渓雲山

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薬師岳から見守り続けた白山への険しい登り

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白山の標識

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こんなところも登り降りしたようです

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剣ノ山の標識

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いい景色

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鋸山山頂にて

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不動沢のコルから振り返り見る鋸山

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皇海山山頂にて

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皇海山から不動沢への登山道

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庚申山頂にて。復路の鋸山頂では往路の険しさから「六林班林道を戻ろう」との
意見も出たそうですが、「デイダラボッチの言う通りピストンで戻って正解だった」
と納得してくれたようです


それでは最後に庚申山のポイントと花を紹介します。

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勝道上人と大忍坊の碑

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庚申山・お山巡り方面の標識

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一の門

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アヅマシャクナゲ

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懸崖に咲くハクサンイチゲ

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ベニサラサドウダン

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コウシンソウ

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ショウキラン

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同上



【訂正です】

[7月7日~8日 ビバ・アルプス!第1弾:徳本峠と霞沢岳]は
益子町民会館P3:00発となっていますが 5:30発 となります。
1日目:島々に車をデポ~バスで上高地へ~徳本峠小屋(泊)
2日目:サブザックで霞沢岳をピストン~島々谷の古道を辿り~島々です。

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